前回はコールとリンクの話でした。
今回はキャストカード周りの話になります。
☆Py/☆Py or NEXT
これが上についている機能はPy専用またはPyとNEXTである程度互換性のある機能です。
★←このマークで区切っています。
目次
・キャストカードとは
第1回でちらっと出てきましたが、キャストカードはシナリオ中に登場するPC以外のキャラクターデータです。
PCと一緒に戦ってくれる味方NPC、PCを阻むエネミー、ラスボスなどのデータを指します。
そして、戦闘に参加する予定がないキャラクターにはキャストカードは不要です。
戦闘に参加しない依頼人や街の人はメッセージで表示する顔だけあれば十分なのです。
・キャストカード新規作成
下画像の⑨がキャストカードを新規作成するアイコンです。
クリックすると、以下のようなポップアップが出てきます。
[カード]
名前:そのキャストの名前です。空白でも作成できますが、連れ込み(宿帳に登録)するNPCは名前がないと連れ込めないので入れておきましょう。
レベル:そのキャストのレベルです。
体力:そのキャストのHPです。「標準値」は後述。
☆Py
種族:シナリオでスキンを指定している場合、種族が設定できるスキンでは種族を指定できます。
シナリオのスキンとは別のスキンを使っている宿で連れ込むと、種族の表示は消えますが種族を指定したことで変化した能力値はそのままになります。
★
[解説]
キャンプメニューで右クリック(同行NPC)、戦闘中暴露状態時に右クリック(エネミー)することで見ることができる、PCの解説文と同じようなものを編集できます。
[経歴]
そのキャストが持っているクーポンや年代、性別などを設定することができます。
文字入力欄にクーポンを入力し、赤枠左端のアイコンをクリックして追加、青枠の矢印で選択中のクーポンの位置を上下できます。
また、クーポンを入力して追加する前に緑枠の数字をいじることで点数付きクーポンにすることができます。
性別・年代・素質は初期状態が「謎」「不明」「その他」になっていますが、連れ込み用キャストの場合はここが初期状態だとシナリオから出たときにプレイヤーがそれぞれを決めることになるので、特別な理由がない場合は設定したほうが無難でしょう。
また、連れ込んだキャストは自動的に「_(キャストの名前)」という隠蔽クーポンが配布されます。
上の画像では特殊型が表示されていますが、「エディタ設定>その他>詳細>カードビューの設定」から「特殊型を表示する」にチェックが入っていないと表示されません。
[特性]
宿で冒険者を新しく登録するときに決めるように「秀麗」「田舎育ち」などの特徴を設定できます。
[対属性]
使われたカード、効果に対する耐性を設定できます。
例えば実体のない敵の場合は「武器が効かない」、死霊系の敵の場合は「命を持たない」「心を持たない」「不浄な存在」、植物系では「炎に弱い」にチェックが付いているのをよく見ます。
それぞれの属性はスキルカード、アイテムカード作成の回でまた説明します。
[身体能力]
キャストの能力値を設定できます。
「標準値」をクリックすると、設定されている年代、素質、特徴などから自動的に能力値を算出し反映してくれます。
それぞれのタブで標準値をクリックしないと全てのステータスで標準値が反映されません。
もちろん、標準値を入れるのではなく手入力で調節することもできます。
ボスを作る時は能力値の合計値36を基準に調節している作者が多いようです。
適性によってキャストが戦闘中に選びやすい手札が決まってくるので、色々試してみるのもいいですね。
精神傾向、能力修正も身体能力と同じ要領で決められます。
初期状態は「戦闘が始まったときのキャストの初期状態」が設定できます。
シナリオ内の行動によって敵が弱体化した状態で戦闘に入るなどの表現に使えそうですね。
・キャストカードに手札を持たせる
キャストカードにスキル、アイテムを持たせる場合は、キャストカード右下に出るカードのアイコンをクリックしましょう。
そのあとはそれぞれのタブにあるスキル、アイテムをキャストの手札にドラッグアンドドロップで入れましょう。
・NPCを同行させる
では、作成した味方NPCをパーティーに同行させてみましょう。
赤枠のアイコンがキャスト加入コンテントです。
これを入れることで、このコンテントで指定したキャストを同行させることができます。
青枠のアイコンはその逆、キャスト離脱コンテントです。