XEditorでできることで「NEXT形式シナリオの編集、保存ができるようになった」と紹介しましたが、完全な互換性があるわけではありません。
XEditorではNEXT専用機能(バックパック、セーブ禁止など)を使うことはできませんし、XEditorで直接NEXT形式シナリオを開くこともできません。
あくまでも、NEXT専用とPy専用シナリオのバージョン変換のような機能です。
・NEXTシナリオをPyに変換する
まずNEXT形式シナリオを編集するための準備をします。
NEXTのビルダーを起動し、Pyに変換したいシナリオを開いてオプションから環境設定のウィンドウを出します。
赤枠のチェックボックスにチェックを入れ、シナリオのどこかを編集して保存します。
すると、無圧縮でシナリオが保存されてXEditorで開けるようになります。
(念のためバックアップはとっておきましょう)
XEditorで開いたら、データバージョンがWsn.4になっていることを確認(テーブル>シナリオの設定>詳細データ)して誤り検索をかけます。
こんなふうに出てきたら直しましょう。
直したら、名前をつけて保存からwsn形式で保存します。
これでNEXT専用シナリオをPy専用シナリオとして保存することができました。
・PyシナリオをNEXTに変換する
変換したいPy専用シナリオをXEditorで開き、NEXT→Pyのときのように誤り検索でエラーが出ないか確認します。出たら修正しましょう。
修正したら、名前を付けて保存から「CardWirthNEXT 1.60形式としてエクスポート」を選んで保存すればNEXT専用シナリオとして保存できます。
なお、ここでNEXT専用として保存したシナリオは上記のNEXT→Pyの手順を踏まないとXEditorでは開けなくなるので注意しましょう。