XEditorでシナリオを作ろう

~新規作成から保存まで+α~


「ビルダーも触ったことないんですけど」という方向け(になるかもしれない)ページ。

初期設定を飛ばしてシナリオ作成を見る

 

・XEditorを初回起動したら

エディタ設定を開いて少し設定を確認します。

「CardWirth Pyの場所」「自動バックアップ」を見てみましょう。

CardWirth Py.exeの場所がきちんと設定されているか確認し、バックアップをお好みで設定します。

・クラシックエンジンを登録する

XEditorでは、Py専用シナリオだけでなく1.50シナリオも作成することができます。

それを作成するため、まずクラシックエンジンを指定しましょう。

実行ファイルパスに1.50やNEXTのアプリケーションファイル(遊ぶときにクリックするあれです)を参照させ、新規作成で登録できます。

(該当エンジンのシナリオを開くことでも自動登録できるようです。)

・その他の設定

赤枠の「更新されたファイルだけを保存する」にチェックを入れると保存が速くなります。

 

「対象エンジン」は作成時にシステムが検知した間違いを知らせてくれる警告機能に関わっています。

1.50互換(またはそれ以下の)シナリオを作ろうとしたときにそのエンジンではできないことをしようとすると警告してくれます。

 

では早速シナリオを作ってみましょう。

 

・シナリオの新規作成

 

シナリオを新しく作るためには「ファイル>新規作成」か新規作成ボタンをクリックしましょう。

こんな感じのウィンドウがポップアップで出てきます。

シナリオ名:そのシナリオの名前。フォルダ(Wsnファイル)の名前にもなります。

初期設定:対象エンジン(またはスキン)を設定します。

シナリオの作成先:シナリオフォルダの保存先。

次にシナリオタイプを選びましょう。

[クラシック]:1.50互換シナリオを作る時はこれ。

その他:Pyに初期搭載されているスキンや有志が作成したスキンを選択できます。

スキンを選択してシナリオを作ると、スキン特有の効果音や種族データを使用できます。

※ClassicはPyのスキンです。1.50互換シナリオを作る時は必ず[クラシック]を選びましょう。

シナリオを新規作成して「開始エリア」をダブルクリックするとこのような画面になります。

試しにメニューカードを置いてみましょう。

赤い四角で囲まれたカードのアイコンをクリックします。

名前:メニューカードを置いたときに上に表示される名前です

イメージ:カードのイラスト。フォルダに74×94の画像が入っていた時に候補が表示されます。

(74×94以外も許容にチェックを入れるとそれ以外も表示されます。)

カード位置:画面の座標を指定するとその場所にカードが配置されます。

解説:カードを右クリックしたときに表示される解説文が入力できます。

フラグ参照先:フラグを作成していればフラグと紐づけることができます。

 フラグに関しては後述。

 

OKを押せば画面にカードが配置されます。

上の画像にあるカード新規作成の隣にあるカード固定ボタンを押すとドラッグでカードを自由に動かせるようになります。また、座標を直接入力する方法はカードが固定されたままでも行うことができます。

・シナリオの保存

「ファイル>上書き保存」または上書き保存アイコンを押すと、「シナリオの作成先」に保存されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・新規作成アイコン

XEditor上部には、シナリオ中の要素を新規作成するアイコンが並んでいます。

左から順番に説明していきます。

 

「使う時に覚えるわ」って人は飛ばしても問題ないです。

この辺りは大雑把に3つに分かれています。

青枠:シナリオの中身を詰める箱とそれを分けるフォルダ(テーブルタブに追加)

緑枠:「状態変数」とそれを分けるフォルダ(状態変数タブに追加)

黄枠:メニュー以外のカードを作る(それぞれのタブに追加)

①:フォルダ

「テーブル」タブに追加される要素を整理するためのフォルダ

②:エリア

シナリオのメイン画面となる、カードを置ける場所。

それぞれのエリアに入ったときとカードをクリックしたときのイベントを作ることができる。

イベントの起動地点。

③:バトル

戦闘用のエリア

④:パッケージ

イベントを収める箱。

エリアとは違い、パッケージ単体では機能しない。

イベントから呼び出されることで機能する。

⑤:フォルダ

「状態変数」タブに追加される要素を整理するためのフォルダ

⑥:フラグ

電気のスイッチのようなもの。ON/OFFを切り替えることで場合分けができる。

⑦:ステップ

フラグの拡張版のようなもの。最大10種類の場合分けができる。

⑧:コモン

Wsn.4(Py4)以上限定の機能。万能ではないがこれ1つでいくらでも場合分けができる。

⑨:キャストカード作成

味方NPC、雑魚敵、ボスなど「戦闘用のデータを持ったキャラクター」を作る。

⑩:特殊技能カード作成

⑪:アイテムカード作成

⑫:召喚獣カード作成

⑬:情報カード作成

依頼の概要など、シナリオ中で重要なことをプレイヤーが確認するための情報を記しておくカードを作る。

 

 

 

次回:エリアを編集してみよう