クーポンは5種類存在しており、ここで表示されているのは全て通常のクーポンです。
それ以外のクーポンを見てみましょう。
隠蔽クーポン
薄く表示されているクーポンがありますね。
隠蔽クーポンはその名前の通りこのように隠蔽されていて、通常の画面では見ることができません。
デバッグ宿かユーティリティモード(1.50/NEXT)、デバッグモード(Py)では隠蔽クーポンが確認できます。
隠蔽クーポンはクーポンの文字の前に全角アンダーバー( _ )を入れることで設定できます。
経歴欄に表示させたくないクーポン(シナリオ内での判定用や口調クーポンなど)に使われることが多いです。
隠蔽クーポンは通常のクーポンと同じく点数をつけることによってレベルに影響を与えることができます。上の画像でも、マイナスクーポンを隠蔽したプラスのクーポンでマイナスを緩和させていますね。
時限クーポン
クーポンの頭に全角コロン(:)をつけると時限クーポンになります。
番外1でさらっと書いていましたね。
時限クーポンはシナリオに入っている時だけ有効なクーポンで、シナリオから出て宿に帰ると消えてしまいます。
シナリオ内での判定に使われますが、再度同じシナリオに入っても消えたクーポンが戻ることはないので宿に戻っても残しておきたい場合は通常のクーポンか隠蔽クーポンを使いましょう。
また、宿に帰ると消えてしまうので点数付きの時限クーポンを配布しても特に意味はありません。
戦闘中時限クーポン
クーポンの頭にセミコロン(;)を付けると戦闘中時限クーポンになります。
名前の通り、戦闘中のみ有効なクーポンです。
戦闘中時限クーポンはプラスの点数付けると、その点数が1ラウンドごとに1ずつ減っていきます。
0になると消えるので、ラウンド数でなにかギミックを作る時に役立つでしょう。
初めから0点の戦闘中時限クーポンだとラウンド経過で消えることはなく、その戦闘が終わると消滅します。
システムクーポン
最後にシステムクーポンです。
名前の頭に全角アットマーク(@)がついているクーポンで、通常の手段ではどんなものが付いているか見ることができません。
冒険者の遺伝子やEP、種族を管理しているもので、まずシナリオ側で操作するものではありませんが判定に使うことはできます。
クーポンはフレーバー的な使い方から別シナリオとのクロスオーバーに使用したりと用途は様々ですが、シナリオ側でクーポンを付与するときにはクーポン名の被りを少し意識した方が後々いいかもしれないということだけは書いておきます。
カードワースは歴史が長いゲームで膨大な数のシナリオがあるため、絶対に被らないようにするのは難しいでしょう。
ですが、クーポン名が被っていると判定の際に作者が意図しないPCが選択される可能性があることは覚えておきましょう。
シナリオ名が被ったから括弧付けで作者の名前を入れる、名前が被らないようクーポン名の頭にシナリオ名の略称を付けておく、などの対策をすればよっぽどのことがない限りは誤判定が防げるはずです。
・特殊なクーポン
:R
なぜこれを特別扱いするのか……実際特別だからです。
この時限クーポンが付与されたPCは、カードが裏返しになり話者から除外されたり、戦闘時に行動できなかったりします。
このようにカードが裏返しになります。
イベントが終了したとき(ツリーを一番下まで実行し終えたとき)に全員がこの裏返し状態になっているとゲームオーバーになってしまいます。
セリフコンテントや「動けるメンバから選択」などの選択対象から除外されるため正しく使えばとても優秀なクーポンです。
裏返しになったPCはクーポン判定で選択状態にできるため、全員に:Rを付与してから指定のPCに付いている:Rを剥奪するということもできます。
・ゴシップ
クーポンはPCごとに管理するものですが、ゴシップは宿ごとに管理されます。
また、ゴシップはクーポンと違ってゲーム画面で見れるものではなく、隠蔽や時限などの種類もありません。
宿ごとに管理したいシナリオイベントがあればゴシップを使ってみましょう。
今回はここまで。